こめかみの脂肪注入の効果とは?凹みを埋める以外のメリット

こめかみへの脂肪注入で期待できる効果は、凹みを補うだけではありません。額から頬にかけての輪郭がなめらかになることで、やつれた印象や老けた印象がやわらぎ、明るく生き生きとした顔立ちに見えやすくなります。
この記事では、顔の脂肪注入を数多く手がける廣松直樹医師が、こめかみへの脂肪注入で期待できる変化やヒアルロン酸との違い、リスクについて詳しく解説します。施術を検討するうえで知っておきたいポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
【症例紹介】こめかみの凹みを改善した症例
こめかみへの脂肪注入は、凹みを補うだけでなく、顔全体のバランスやフェイスラインの印象にも影響する施術です。まずは当院の症例をご覧ください。



なぜこめかみへの脂肪注入で顔全体の印象が変わるのか

こめかみへの脂肪注入で顔全体の印象が変わって見えるのは、上顔面の輪郭を形づくる部位だからです。凹みがあると骨格も強調されやすくなりますが、適度にボリュームを補うことで、額から頬にかけてのラインがなめらかになり、やわらかい顔立ちに見えやすくなります。
ただし、こめかみにボリュームを補うだけでは、自然な仕上がりにならないこともあります。こめかみの凹み方や頬骨の出方、額とのつながりを見ながら、注入する位置や量を細かく調整する医師の繊細な技術が欠かせません。
こめかみは額から頬へ続く輪郭の要となる部位
そもそも顔の輪郭は、額・こめかみ・頬骨・エラ・顎先など、複数の部位がつながることで一つのシルエットとして見えています。その中でもこめかみは、額の丸みから頬骨の立体感へと移る位置にあるため、上顔面のラインを自然に見せるうえで欠かせない部位です。
こめかみの厚みや丸みが変わると、額や頬骨そのものの形は変わらなくても、顔全体の輪郭の見え方まで変わります。
凹みによる角張りでやつれた印象に見えやすい
こめかみが凹むと、その下にある頬骨が相対的に強調され、顔立ちが角張って見えます。
さらに、骨ばった輪郭はこめかみ周辺に影を作りやすく、「疲れている」「元気がない」といった印象にもつながります。こうした影や骨格の強調によって、実年齢よりも老けて見えやすくなるのです。
こめかみのボリュームが整うと輪郭全体がなめらかに見える
こめかみに適度なボリュームを補うと、頬骨との高低差がやわらぎ、額から頬へ続くラインも自然になります。角張った印象がやわらぐことで、顔立ちにやわらかさが出るのも特徴です。
さらに、こめかみに丸みが出ると、凹みによって生じていた影も目立ちにくくなります。光が当たったときの見え方も変わるため、顔全体が明るい印象につながります。
こめかみの脂肪注入で得られるメリット

こめかみへの脂肪注入には、輪郭や見た目の印象、持続性など、さまざまなメリットがあります。
- ボリュームロスを根本から改善
- やつれた印象をやわらげる
- 顔全体のバランスが整う
- 女性らしいなめらかな輪郭に近づく
- 長期的な効果が期待できる
- 肌のハリや弾力の向上が期待できる
それぞれのメリットについて、順番に詳しく見ていきましょう。
ボリュームロスを根本から改善
脂肪注入は、ご自身から採取した脂肪を使い、こめかみに不足したボリュームを直接補う施術です。
注入した脂肪のうち、周囲の組織から血流を得て定着した脂肪細胞は、その後も生きた組織としてこめかみに残ります。とはいえ、生着しなかった脂肪は時間とともに吸収されるため、注入した量がそのまますべて残るわけではありません。
定着した脂肪はご自身の組織の一部となるため、こめかみのボリュームを長期的に保ちやすい点が脂肪注入の大きな特徴です。
やつれた印象をやわらげる
こめかみに適度なボリュームが加わると、骨ばった印象や影が目立ちにくくなり、顔立ちにやわらかさが生まれます。やつれて見えていた印象がやわらぐことで、明るく健康的な表情に見えやすくなるのもメリットの一つです。
顔全体のバランスが整う
顔の印象は、一つのパーツだけでなく、額・こめかみ・頬・顎などの位置関係によって左右されます。こめかみに適度なボリュームを補うと、額や頬とのつながりが自然になり、それぞれのパーツが調和して見えやすくなります。
女性らしいなめらかな輪郭に近づく
丸みのあるなめらかな輪郭は、やわらかく女性らしい印象につながります。こめかみに適度なボリュームを補うことで、骨感の強いシャープな輪郭がやわらぎ、額から頬にかけてのラインも自然に見えやすくなります。
角張りが目立ちにくくなることで、顔立ち全体もやさしく上品な印象に整う点も、こめかみ脂肪注入のメリットです。
長期的な効果が期待できる
脂肪注入は、一度定着した脂肪によって、こめかみのボリュームを長く保ちやすい施術です。定期的な注入を前提としないため、何度も施術を繰り返す負担を抑えやすい点もメリットといえます。
ただし、加齢や大幅な体重変化によって、こめかみのボリュームが変化する可能性はあります。施術後も永久に同じ状態が続くわけではありませんが、長期的な変化を希望する方に適した選択肢です。
肌のハリや弾力の向上が期待できる
採取した脂肪には、脂肪由来幹細胞や成長因子を含む細胞成分が含まれています。これらが注入部位の組織に働きかけることで、コラーゲン産生の促進や血流の改善につながり、肌のハリや弾力、質感の向上が期待できます。
こめかみの脂肪注入とヒアルロン酸注入の違い

こめかみの凹みを整える方法として、脂肪注入とヒアルロン酸注入があります。どちらもボリュームを補う施術ですが、持続期間やダウンタイムなど、特徴が異なります。
| 比較項目 | 脂肪注入 | ヒアルロン酸注入 |
| 注入するもの | ご自身から採取した脂肪 | ヒアルロン酸製剤 |
| 持続性 | 脂肪が定着すれば10年以上 | 製剤により半年~2年程度 |
| ダウンタイム | 1~2週間程度 | 1週間程度 |
| おすすめの方 | ・長期的に効果を保ちたい ・根本的に原因を解消したい ・自然な仕上がりを求めている | ・ダウンタイムを抑えたい ・手軽にボリュームを補いたい ・脂肪注入の前に変化を試したい |
自然な仕上がりや持続性を重視するなら脂肪注入

脂肪注入は、ご自身から採取した脂肪を使用するため、こめかみに自然なふくらみを出せ、なめらかな仕上がりを目指せます。注入した脂肪のうち定着したものは、その後もご自身の組織として残ります。定期的な注入を前提とせず、長期的にボリュームを保ちたい方にも向いている方法です。

なお当院では、採取した脂肪から血液や麻酔液、老化した脂肪細胞などの不純物を取り除き、状態のよい脂肪を濃縮した「コンデンスリッチファット」を使用しています。脂肪の質を高めたうえで細かく注入することで、定着率の向上を目指しながら、しこりや凹凸のリスクにも配慮した自然な仕上がりを心がけています。

手軽にボリュームを補いたいならヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、こめかみに製剤を注入してボリュームを補う施術です。施術時間が比較的短く、ダウンタイムも抑えやすいため、できるだけ負担を少なくしたい方に向いています。
また、注入量を細かく調整でき、少量から変化を試しやすいのも特徴です。ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内へ吸収されるため、仕上がりを維持するには定期的な再注入が必要です。
当院では、ヒアルロン酸注入の症例も豊富に扱っており、患者様のご希望やライフスタイル、ダウンタイムに取れる期間などを踏まえて施術をご提案しています。

知っておきたいこめかみ脂肪注入の主なリスクとデメリット

こめかみへの脂肪注入には、仕上がりや持続性などのメリットがある一方で、以下のような施術前に知っておきたいリスクやデメリットもあります。
- 脂肪の定着率には個人差がある
- ダウンタイム中に腫れや内出血が生じる
- しこりや凹凸などが生じるリスクがある
施術後に「思っていた仕上がりと違った」と後悔しないためにも、それぞれの内容をあらかじめ理解しておくことをおすすめします。
脂肪の定着率には個人差がある
注入した脂肪がすべて定着するわけではなく、生着しなかった脂肪は時間の経過とともに体内へ吸収されます。
定着率は、脂肪の状態や注入方法、患者様の体質などによっても異なるため、施術前に最終的なボリュームを正確に予測するのは困難です。定着後の仕上がりによっては、希望するボリュームに近づけるために追加注入を検討することも少なくありません。
こうした脂肪注入のデメリットを踏まえ、当院では定着率を少しでも高めるため、必要に応じて高濃度PRPやボトックスを併用しています。高濃度PRPで脂肪が定着しやすい環境を整え、ボトックスで注入部位周辺の筋肉の動きを抑えるなど、定着率の向上に努めています。
※高濃度PRP併用の適否や期待できる効果には個人差があるため、医師が状態を確認したうえで判断します。
ダウンタイム中は腫れが目立ちやすい場合がある
こめかみへの脂肪注入後は、腫れやむくみ、内出血などが生じます。特に施術直後は、注入した脂肪に加えて腫れも出るため、こめかみが想定よりふっくらして見えたり、顔の横幅が広がったように感じたりする場合があります。
腫れやむくみは数日をピークに徐々に落ち着き、1〜2週間ほどかけて目立ちにくくなるのが一般的です。大切な予定がある方は、こうした経過も踏まえて余裕を持ったスケジュールを組むとよいでしょう。
しこりや凹凸など不自然な仕上がりのリスクがある

一度に多くの脂肪を注入したり、同じ場所に偏って入れたりすると、脂肪細胞に十分な酸素や栄養が届かず、一部が壊死してしこりになる可能性があります。
また、注入する位置や量にばらつきがあると、皮膚表面に凹凸が生じ、仕上がりが不自然に見える原因になります。
こうしたリスクを抑えるには、脂肪を少量ずつ分散して注入し、こめかみの形や周囲とのバランスに合わせて細かく調整する技術が欠かせません。
EMMO FACE CLINICのこめかみ脂肪注入が選ばれる理由

当院ではこめかみの凹みだけでなく、額や頬とのつながり、注入する脂肪の質、定着しやすさまで考えた脂肪注入を行っています。
自然な仕上がりと持続性の両方を目指し、一人ひとりの骨格や脂肪の付き方に合わせて施術内容を細かく組み立てている点が、当院のこめかみ脂肪注入の特徴です。
額・こめかみ・頬のつながりを考慮した繊細なデザイン

当院では、こめかみの凹みだけを見るのではなく、額の丸みや頬骨の高さまで確認しながら、注入する位置や量を細かく決めています。
正面だけでなく、斜めや横から見たときのラインにも配慮し、額からこめかみ、頬へと続く上顔面全体が自然につながるようにデザインしている点も特徴です。
額のボリュームも一緒に整えた方が自然に見える場合には、こめかみと額への脂肪注入を組み合わせることもあります。額への脂肪注入症例やダウンタイムについて詳しく知りたい方は、以下の関連記事も参考にしてください。
▶おでこ(額)の脂肪注入症例10選!効果・ダウンタイムを解説
定着率の向上を目指した脂肪注入へのこだわり
当院では、採取した脂肪から血液や麻酔液、老化した脂肪細胞などを取り除いた「コンデンスリッチファット」を使用しています。状態のよい脂肪を選んで注入することで、定着率の向上を目指すとともに、しこりや脂肪壊死のリスクにも配慮しています。
注入時は、一か所に脂肪が偏らないよう少量ずつ細かく分散し、周囲の組織から血流を得やすい状態になるよう調整しているのもこだわりの一つです。必要に応じて高濃度PRPやボトックスも併用し、注入した脂肪が少しでも定着しやすくなるよう工夫しています。
当院の脂肪注入に対する詳しいこだわりについては、以下の記事でもご紹介しています。
▶当院随一の顔の脂肪注入の名医による症例ビフォーアフター6選
豊富な症例経験に基づくオーダーメイド治療
こめかみの凹み方や頬骨の高さ、額の形、皮膚の厚みは患者様によって異なります。そのため、同じ位置に同じ量の脂肪を注入しても、自然な仕上がりになるとは限りません。
当院では、これまでの豊富な脂肪注入症例をもとに、一人ひとりの骨格や顔立ち、ご希望に合わせて注入する位置や量を細かく決めています。こめかみだけを整えるのか、額や頬まで含めて施術するのかを見極め、顔全体のバランスを考慮した治療をご提案します。
こめかみの脂肪注入に関するよくある質問
こめかみへの脂肪注入について、よくいただく質問をまとめました。
こめかみ脂肪注入はどのような人に向いていますか?
こめかみの凹みが目立つ方や、頬骨の張りによって顔が角張って見える方に向いています。加齢によって顔全体のボリュームが減り、やつれた印象や老けた印象が気になる方にも適した施術です。
また、ヒアルロン酸のように定期的な注入を繰り返すのではなく、長期的にボリュームを保ちたい方にも選ばれています。
定着した脂肪はどれくらい持続しますか?
一度定着した脂肪は、ご自身の組織の一部として10年程度の長期的な持続が期待できます。ヒアルロン酸のように一定期間で吸収される製剤とは異なり、ボリュームを長く保ちやすい点が特徴です。
ただし、加齢や大幅な体重減少によって、定着した脂肪のボリュームが変化する可能性はあります。将来的な加齢や体型の変化による影響までは避けられないため、仕上がりの変化が気になる場合は医師へご相談ください。
こめかみ脂肪注入で後悔を避けるための医師選びのポイントはありますか?
脂肪注入の症例経験が豊富で、こめかみだけでなく額や頬とのバランスまで考えてデザインできる医師を選ぶことがポイントです。
カウンセリングでは、注入する位置や量、脂肪の処理方法に加え、定着率やしこり・凹凸などのリスクについて具体的な説明があるかも確認しましょう。
症例写真を見る際は、正面だけでなく斜めや横からの仕上がりまで確認しておくと、希望するイメージと合っているか判断しやすくなります。
こめかみと額は同時に脂肪注入した方がよいですか?

| 施術内容 | 全顔脂肪注入+全顔ボトックス+高濃度PRP |
| 施術料金 | ・頬のコケ脂肪注入(一部位) 定価:¥168,000/モニター:¥138,000 ・ほうれい線脂肪注入(一部位) 定価:¥98,000/モニター:¥80,000 ・額こめかみ脂肪注入(一部位) 定価:¥336,000/モニター:¥138,000 ・目の下ゴルゴ脂肪注入(一部位) 定価:¥98,000/モニター:¥80,000 ・採取料:¥50,000 ・加工料:¥50,000 ・全顔ボトックス:¥70,000 ・高濃度PRP:¥178,000 (すべて税込・麻酔込み) |
| 副作用・リスク | 【コンデンスリッチファット脂肪注入】 痛み、浮腫み、内出血、発赤、熱感、つっぱり感、色素沈着、腫れ、硬結、拘縮、知覚鈍麻などを生じることがあります。 【ボトックス】 内出血、腫れ、痛み、左右差、たるみ、アレルギー反応など 【高濃度PRPオプション】 赤み・腫れ・軽い熱感・軽い痛みなど |
必ずしも同時に脂肪注入する必要はありませんが、額のボリュームも少ない場合は、こめかみと合わせて整えることでより自然な仕上がりを目指せます。
上記の症例は、額・こめかみを含む全顔脂肪注入で輪郭を整えた患者様です。術前と比べると、額からこめかみにかけての凹みがやわらぎ、上顔面に自然な丸みが出ているのがわかります。
額とこめかみの両方にボリュームを補うことで、どちらか一方の凹みだけが残るのを防ぎやすく、額から側頭部にかけてのラインもなめらかに整えられます。
こめかみの脂肪注入を検討されている方は当院へご相談ください

埼玉・東京・大阪に拠点を持つEMMO FACE CLINICでは、顔の脂肪注入を専門とした経験豊富な医師が在籍しています。
単にこめかみの凹みを埋めるだけではなく、額や頬など隣接した部位まで診察を行い、顔全体のバランスを見ながら施術を行っているのが特徴です。
こめかみの凹みや顔全体の輪郭でお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
参考文献
1.こめかみの脂肪注入における系統的レビュー
Nasim S, Nasim H, Kauke M, Safi AF. Autologous fat grafting for cosmetic temporal augmentation: a systematic review. Front Surg. 2024
ドイツマーブルグ大学医学部内科外科 留学
北里大学医学部卒 町田市民病院初期研修医
町田市民病院麻酔科
湘南美容クリニック 新橋銀座口院
X CLINIC 大阪院 院長
EMMO FACE CLINIC 開院
EMMO FACE CLINIC 統括院長就任
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