中顔面を短縮する方法!長く見える原因やおすすめの美容施術を医師が解説

「鼻の下が長く、のっぺりとした印象に見える」「顔の下半分が間延びしているように感じる」と悩んでいる方はいませんか。
このような見た目の違和感は、顔の中心にある「中顔面」のバランスの崩れが原因かもしれません。中顔面は目・鼻・頬といった主要パーツが集中していることから、わずかな変化でも顔全体の印象を大きく左右する部分です。
本記事では、中顔面の変化による印象の違いや、長く見える原因を詳しく解説しています。セルフケアで中顔面を短縮できるのか、美容施術の選択肢も含めてご紹介していますので、中顔面の長さでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
- 1 中顔面とは
- 2 中顔面が長く見える原因3選
- 3 中顔面をセルフケアで短縮するのは可能?おすすめのメイク方法
- 4 中顔面の短縮は切らない美容施術も選択肢の1つ
- 5 中顔面の短縮におすすめの美容施術を紹介
- 6 中顔面を短縮したい方から当院が選ばれる理由
- 7 中顔面を短縮したいと悩んでいる方は当院へご相談を
中顔面とは

中顔面とは、目の下から上唇までの範囲を指す顔の中心部分で、頭部全体を三等分したときの中間部分にあたります。
顔の中心にあることから、この中顔面のバランスが整っているかどうかが、顔全体の印象に大きな影響を与えるとされています。
中顔面によって変わる印象

中顔面の長さによって、顔全体の印象は異なります。
たとえば、中顔面が長い人は大人っぽくクールに見える反面、間延びした印象や老けた印象を与えてしまうことがあります。一方で、中顔面が短くバランスの取れている場合は、若々しく立体感のある顔立ちに見えやすく、同時に小顔の印象を与えるのが特徴です。
このように、中顔面の長さによって印象が変わる理由には、「顔の黄金比」が関係しています。顔の黄金比は、人がもっとも美しいと感じる比率のことであり、顔を縦に三等分した際、上顔面・中顔面・下顔面の比率が1:1:1に近い状態が理想とされています。
中顔面は、目・鼻・頬といった顔の主要パーツが集中しているため、長さが整うことで、顔全体のパーツ配置も自然と美しく見えるのです。
結果として、中顔面の長さがこの比率に近づくほど、バランスの取れた整った顔立ちに見えやすくなります。そのため、美しい顔立ちを目指すうえでは、中顔面のバランスを意識することが大切なポイントといえるでしょう。
中顔面は加齢とともに長くなる?
結論からお伝えすると、中顔面は加齢とともに長くなっているわけではありません。年齢を重ねることで「中顔面が以前より長く見える」と感じるのは、たるみや凹みなど、加齢による変化が影響しているためです。
加齢によって皮膚のハリや脂肪を支える力が低下すると、中顔面に凹凸が生じやすくなります。
とくに目の下のふくらみやその下の凹み、ほうれい線の溝が目立ってくると、顔の中心部の凹凸が目立ち、目の錯覚によって中顔面が間延びして見えるようになるためです。
例を挙げると、同じ長さの紐を並べたとき、直線的なものよりカーブを描いた紐の方が長く見えます。それと同様に、実際に長さが変わっていなくても、顔のたるみや凹みによる凹凸が増えることで、中顔面が長くなったように感じてしまうのです。
中顔面が長く見える原因3選

中顔面が長く見える原因には、以下の3つが大きく関係しています。
- 目の位置が上にある
- 口角や人中が下がっている
- 中顔面の凹みやたるみが見られる
なぜ中顔面が長く見える要因となるのか、詳しく解説していきます。
目の位置が上にある
目の位置が上にあると、物理的に目から口までの距離が長くなり、中顔面が間延びして見える傾向にあります。目の下にある余白が大きく見えるため、中顔面のバランスが崩れ、顔全体が長く見えたり、のっぺりとした印象を与える原因となります。
生まれつきの骨格に左右される部分もありますが、年齢を重ねることで目の下がくぼんだり、逆にクマが出ることで涙袋を隠してしまい、相対的に目の位置が高く見えるケースも少なくありません。
口角や人中が下がっている
口角や人中が下がっている場合も、目の位置と同様に余白が増えるため、中顔面が長く見える原因のひとつです。
とくに人中が長くなると、視線が縦方向に引き延ばされるように感じ、顔の重心が下がったような印象になりやすいため、中顔面が間延びして見える場合があります。また、口角が下がっている場合も、顔全体がたるんだ印象になり、縦の長さが強調されやすくなります。
中顔面の凹みやたるみが見られる
中顔面に生じた凹みやたるみは、立体感やバランスを損ない、顔全体が縦長に見える原因となります。また、凹凸によって影が生じ、顔が暗く見える原因にもなります。
中顔面は、「目」「鼻」「頬」が集まっており、加齢による影響がとくに現れやすい部位です。
とくに目の下の凹みやたるみ、ほうれい線によるくぼみなどは凹凸として目立ちやすく、中顔面の立体感を損なうとともに、目の錯覚によって実際よりも長く見せてしまうことがあります。
中顔面をセルフケアで短縮するのは可能?おすすめのメイク方法

中顔面が長く見える原因の多くは、骨格によるものや加齢による組織の変化が要因となっているため、セルフケアで短縮しようとしても難しいのが現状のところです。
ただし、メイクの工夫によって「中顔面が短く見える」印象を作ることは可能です。
中顔面の長さが気になる方は、以下の4つをぜひ試してみてください。
- シェーディングやハイライトで工夫する
- 下まぶたのメイクで顔の縦幅を短く見せる
- チークの位置を頬の余白を埋めるようにのせる
- オーバーリップにする
具体的にどのようなメイク方法なのか、順番にご紹介していきます。
シェーディングやハイライトで工夫する
中顔面に立体感を与えるため、シェーディングやハイライトを使って人中に陰影をつけましょう。
【中顔面を短く見せる人中短縮メイク】 1.フェイスラインのシェーディングよりワントーン明るいカラーを選ぶ 2.シェーディングを筆に取り、逆三角形(▽)になるよう鼻のすぐ下に入れる 3.境界線を指でぼかすようにトントンっと馴染ませる 4.上唇の両山にリキッドタイプのハイライトを点置きして馴染ませる |
ポイントは、陰影を強調しすぎず、自然な立体感になるよう丁寧にぼかすことです。ナチュラルな陰影を作ることで人中の長さが目立ちにくくなり、中顔面が整って見えるようになります。
下まぶたのメイクで顔の縦幅を短く見せる
下まぶたのメイクにもこだわると、目の下の余白を小さく見せ、中顔面が短くなったように見えます。
【涙袋で中顔面をコンパクトに見せるメイク】 1. 黒目の下が一番太くなるよう、下まつげのすぐ下へ三日月型にハイライトを入れる 2. 肌の色に近いシェーディングまたは血色感のあるアイシャドウでハイライトの下をぼかす |
中顔面の間延び感が気になる場合は、目の下へハイライトを入れるだけでなく、シェーディングやアイシャドウを組み合わせて陰影をつけるのがおすすめです。より涙袋の存在感が際立ち、目の下にあった空白も小さくなる効果が期待できます。
ただし、暗すぎるシェーディングやアイシャドウはクマのように見える原因となるため、カラー選びには注意が必要です。肌の色よりワントーン暗いものや、少し赤みのある血色カラーを選ぶようにしましょう。
応用として、より涙袋を強調したい場合は、眉ペンでハイライトの下にラインを引いてからアイシャドウなどで軽くぼかすのもおすすめです。
チークの位置を頬の余白を埋めるようにのせる
チークは、顔の骨格や印象に合わせて位置や入れ方を工夫することが大切です。とくに中顔面が気になる場合は、頬の余白を埋めるようにチークを入れることで、顔の縦幅をコンパクトに見せる効果が期待できます。
【中顔面を短く見せるチークテクニック】 ①丸顔さんの場合 1.ハイライト効果のあるラメ入りのチークを選ぶ 2.頬骨にかぶらないよう、卵型を意識してやや下の位置に斜めにのせていく 3.外側を細く、内側が丸くなるように整え、指でぼかす ②面長さんの場合 1.パウダータイプのチークを選ぶ 2.頬骨の少し高い位置に、横長の楕円形になるようふんわり色をのせていく ③ベース型さんの場合 1.リキッドタイプもしくはクリームタイプの血色感が良いカラーを選ぶ 2.頬骨の下~口角より少し上の高さに、猫の髭のような三本線を逆三角形になるよう入れる 3.線をまんべんなく馴染ませるように指で馴染ませる |
なお、チークの位置や入れ方は、骨格や脂肪のつき方、さらには顔の印象によっても変わってきます。上記の方法はあくまで目安として、ご自身の顔立ちに合ったバランスを見つけることが大切です。
オーバーリップにする
人中が長く見えると感じる場合や、唇が薄くて間延びした印象になりやすい方には、オーバーリップでボリューム感をプラスするメイクがおすすめです。
【唇にボリュームを出すオーバーリップメイク】 1.コンシーラーで上唇の境界線を埋めるように塗る 2.指でぼかし馴染ませたあと、境界よりやや外側にリップライナーで輪郭を描く 3.輪郭の内側を塗りつぶすようにリップを重ねて馴染ませる |
オーバーリップは、唇に立体感を与えながら人中の余白をカバーできるため、中顔面のバランスを整えたい方にもぴったりのテクニックです。
中顔面の短縮は切らない美容施術も選択肢の1つ

ここまで、中顔面が長く見える理由や、メイクで印象を変える方法についてご紹介してきました。しかし、中には「根本的に中顔面を短縮したい」「間延びした印象をしっかり改善したい」とお考えの方も多いでしょう。
そこで、ここからは中顔面の印象を変えられる美容施術の種類と、その特徴をご紹介していきます。
中顔面の短縮におすすめの美容施術を紹介

中顔面の短縮が期待できる美容施術にはさまざまな施術があるものの、当院ではとくに以下の3つを患者様へおすすめしています。
- バーティカルリフト
- ヒアルロン酸
- 脂肪注入
それぞれの施術内容や、施術後に期待できる変化について、当院で実際に行った症例写真とともにご紹介します。
バーティカルリフト

バーティカルリフトとは、ほうれい線の上にある「ナゾビアルファット」を垂直に持ち上げる施術です。
従来のように直線的に引き上げる糸リフトとは異なり、S字カーブを描くように脂肪そのものを持ち上げるため、より自然で立体感のある仕上がりが期待できます。
ほうれい線や頬のたるみを改善するだけでなく、頬のボリュームを保ちながらチークトップを引き上げられるため、中顔面が短縮されたように見えるのが特徴です。


従来の糸リフトでは、こめかみ付近から直線的に糸を挿入し、顔を外側へ引き上げるアプローチが一般的でした。しかし、患者様によっては頬の丸みが失われ、ヒラメのような平坦で広がった印象になるケースも見られます。
一方バーティカルリフトでは、ゆるやかなS字カーブを描くように糸を挿入し、途中から枝分かれするような設計になっています。この挿入方法により、脂肪や組織が外側に引っ張られることなく、頬のふくらみを保ったまま垂直方向に引き上げることが可能になりました。
当院では、S字挿入と直線挿入の双方を組み合わせることで、頬のボリュームを維持しつつ、より高い引き上げ効果が得られる独自のバーティカルリフトをご提供しています。
バーティカルリフトで中顔面の悩みを改善した当院の症例

施術内容 | バーティカルリフト、ボラックス1CC |
施術料金 | バーティカルリフト定価¥248,000 モニター¥218,000 ボラックス定価¥74,800 モニター¥69,800※施術料別途¥10,000 |
副作用・リスク | 腫れ、内出血、血流障害、神経障害、ひきつれ、アレルギー等 |
完成目安 | 1カ月程度 |
こちらの症例写真は、当院独自の「バーティカルリフト」でほうれい線を改善した患者様のケースです。
施術前は、小鼻から口角にかけてほうれい線が目立ち、中顔面の凹凸が目立っていたように見受けられました。
施術後は、ほうれい線が緩和され、凹凸がなめらかに整ったことで、中顔面が引き締まって短縮されている印象になっています。
また、鼻翼基部の凹みによってくぼみが暗く見えていたものの、バーティカルリフトによりふくらみが戻り、顔全体が明るく見えるようになりました。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注入は、顔のくぼみやボリュームの不足が気になる部分に直接注入することで、ふくらみや立体感を補う施術です。
中顔面が長く見える原因のひとつに、くぼみやたるみによる凹凸があります。とくに目の下のくぼみやほうれい線、頬コケによって生じたへこみは影となって現れ、中顔面が長く見える原因になるのです。
ヒアルロン酸注入は、このようなくぼみへ注入することで、ナチュラルなふくらみを与え、凹凸の改善とともに影を解消する効果が期待できます。ただし、効果は6〜12カ月と短いため、長期的に効果を持続したい場合は継続的な施術が必要となります。
ヒアルロン酸注入で中顔面の悩みを改善した当院の症例

施術内容 | ヒアルロン酸注入(ボラックス1cc) |
施術料金 | 定価¥74,800 モニター¥69,800※施術料別途¥10,000 |
副作用・リスク | 腫れ、内出血、痛み、針穴程度の傷跡、感染、アレルギー反応、血流障害、知覚鈍麻等 |
完成目安 | 1週間程度 |
こちらの症例写真は、ヒアルロン酸注入でほうれい線を改善し、中顔面のバランスを整えた患者様のケースです。
目立っていたほうれい線の溝が緩和されたことで、中顔面のたるみ感が改善され、フェイスラインがより美しい卵型に整えられているのがわかります。
さらに、ヒアルロン酸によって頬に適度なボリュームが加わったことで、口元のもたつきも軽減され、より若々しい印象に仕上がりました。
脂肪注入

より長期的な効果を得たい患者様には、脂肪注入もおすすめです。ヒアルロン酸注入と同様に、ボリュームが不足している部位にふくらみを与える施術ですが、効果の持続期間に大きな違いがあります。
脂肪注入は、患者様ご自身の脂肪を採取し、顔の気になる部分に注入していく施術です。脂肪が定着すれば10年ほど効果が期待できるため、より根本的な改善を望む方に適しています。
「根本的に中顔面を短縮したい」「できるだけ長く効果を維持したい」とお考えの患者様は、脂肪注入による中顔面短縮もひとつの選択肢です。
もちろん前述のように、涙袋や唇へのヒアルロン酸注入も中顔面短縮効果が期待できます。
どの施術が最適かわからず悩んでいる方は、当院へまずご相談くださいませ。

脂肪注入で中顔面の悩みを改善した当院の症例

施術内容 | ほうれい線コンデンス脂肪注入 |
施術料金 | コンデンス脂肪注入採取加工料:100,000円ほうれい線注入料:定価98,000円モニター80,000円 |
副作用・リスク | 傷、痛み、腫れ、内出血、神経障害など |
完成目安 | 3カ月程度 |
こちらの症例写真は、「脂肪注入」で中顔面の悩みを改善した患者様のケースです。
施術前は、口元のもたつきに加え、ほうれい線の溝が深く、顔の下半分が強調されているように見受けられました。
しかし、施術後は脂肪注入により頬や口元にふくらみが生まれたことで、口元がすっきりと整い、中顔面全体が引き締まった印象に仕上がりました。
中顔面を短縮したい方から当院が選ばれる理由

当院は患者様ファーストを心がけ、「美容医療のかかりつけ医」を目指しているクリニックです。
さまざまな施術をご提供しており、中でもオリジナルメニューや組み合わせ施術によって、中顔面のバランスをより整える工夫も行っています。
また、下記の3つにこだわり、より満足度の高い施術となるよう、心がけています。
- 施術経験や実績の豊富な医師が在籍
- 不安を取り除くため患者さまの希望を丁寧にヒアリング
- プライバシーに配慮した個室で対応
順番にご紹介していきます。
施術経験や実績の豊富な医師が在籍
EMMO FACE CLINICには、年間1,000件以上の施術実績を誇る医師が在籍しています。これまでさまざまな症例に携わってきた経験を活かし、患者様一人ひとりに合った施術プランをご提案可能です。
「人中が短くなるように整えたい」「ほうれい線を改善して中顔面を短くみせたい」など、ご希望の仕上がりがあれば、お気軽にご相談ください。
不安を取り除くため患者さまの希望を丁寧にヒアリング
カウンセリングでは、患者様のお悩みやご希望を丁寧にお伺いしていきます。「施術がまだ決まっていない」という状態でもご安心ください。経験豊富な医師が患者様の状態を確認し、お悩みの改善が期待できる施術をご提案いたします。
また、施術に対する不安や疑問に対しては、その場で解決できるよう努めますので、お気軽にご相談ください。
プライバシーに配慮した個室で対応
EMMO FACE CLINICでは、患者様のプライバシーを配慮し、カウンセリングは完全個室にて行います。ご来院の際は、受付後すぐに個室へご案内いただくため、他の患者様と顔を合わせる心配はございません。
患者様のプライバシーを徹底的に配慮したうえでカウンセリングを行いますので、安心してご来院ください。
中顔面を短縮したいと悩んでいる方は当院へご相談を

中顔面が長くなる原因には、骨格による生まれもったパーツの位置、加齢による凹みやたるみが関係しています。骨格や組織の変化がおもな原因となるため、セルフケアでは根本的な改善には至りません。
そのため、根本的に中顔面短縮を希望する患者様は、美容施術を受けるのもひとつの手段です。中顔面を短縮できる施術には、脂肪注入やヒアルロン酸注入などもおすすめですが、ぜひ当院オリジナルのバーティカルリフトもご検討ください。
万が一施術がお決まりではない場合でも、経験豊富な医師が患者様の状態をしっかりと見極め、最適な施術をご提案いたしますので、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
ドイツマーブルグ大学医学部内科外科 留学
北里大学医学部卒 町田市民病院初期研修医
町田市民病院麻酔科
湘南美容クリニック 新橋銀座口院
X CLINIC 大阪院 院長
EMMO FACE CLINIC 開院
EMMO FACE CLINIC 統括院長就任
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