頬骨が出ている人の印象|周りからどう見られてる?医師が改善方法も解説

「頬骨が出ている」と感じるご自身の顔立ちに、お悩みではないでしょうか。鏡を見るたびに顔の大きさが気になったり、どこか男性的な印象に見えてしまうのではないかと不安に感じる方も少なくありません。
実は、“頬骨が出ている”と一言でいっても、その見え方や原因は人によって異なります。骨格による違いに加えて、脂肪やたるみ、筋肉の影響によって頬骨が目立って見えることも多く、同じように見えても改善方法は大きく異なるのです。
本記事では、頬骨が目立つ原因をタイプ別に整理し、それぞれで変わる印象の違いと改善方法をわかりやすく解説します。「女性らしいフェイスラインを目指したい」「ゴツゴツした印象を和らげたい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
頬骨が出ているのはなぜ?見た目の印象に与える影響と原因

頬骨の目立ち方は一つの原因で決まるものではなく、骨格・脂肪・筋肉・たるみなど、複数の要因が重なって生じているケースがほとんどです。まずは、その見え方を左右する頬骨の構造から整理していきましょう。
頬骨の構造がボリューム感に直結

頬骨の出っ張りは、顔の輪郭をつくる「頬骨体部(きょうこつたいぶ)」と「頬骨弓部(きょうこつきゅうぶ)」の形や位置によって決まります。
前に出て見える「頬骨体部」タイプ

頬骨体部は、目の下から頬にかけて広がる骨で、主に“高さ”を形成している部分です。立体的で彫りが深い印象になる一方で、大きすぎると頬が前に押し出されたようになり、顔の中央にボリュームが集中しやすくなります。
いわゆる「頬骨が大きい」と感じる場合、この頬骨体部の影響であることが多いです。形状によっては出っ張りが強く見えるため、頬骨の下との高低差によって影ができやすくなり、頬こけが強調されて見えることも少なくありません。
横に広がって見える「頬骨弓部」タイプ

頬骨弓部は、頬の側面から耳の前あたりにかけて広がる骨です。面としてボリュームが出る頬骨体部とは異なり、細いアーチ状の構造をしていることから、主に頬の横幅に影響します。
「顔が横に広がっている」「ゴツゴツした印象に見える」とお悩みの方は、頬骨弓部が外側へ大きく張り出しているのが原因のひとつです。この骨格はアジア人に多いとされており、輪郭が角ばって見えたり、男性のような力強い印象に見られることも少なくありません。
自分の頬骨タイプをチェックする方法
まずは、ご自身の頬骨がどのように目立っているのかを確認してみましょう。
鏡の前に立ち、指の腹で頬骨のラインをなぞると、出方の違いがわかりやすくなります。
- 目の下の盛り上がりが強く高さが出ている⇒頬骨体部
- 頬横の張り出しが強く横幅も目立っている⇒頬骨弓部
正面から見てわかりにくいときには、真上から鏡を覗き込むと、どちらの骨にボリュームが出ているのかを確認しやすいです。
頬骨の形が顔の印象に与える影響
頬骨の形状は、顔全体の印象を大きく左右する要因のひとつです。
どのように見え方が変わるのか、具体的に見ていきましょう。
男性的で強い印象を与えがち

頬骨が強く張り出していると、輪郭の外側に凹凸感が出やすくなり、骨格のラインがはっきりと目立ちやすくなります。女性らしい頬の丸みも出にくくなるため、男性的で骨ばった印象を与えやすくなります。
相対的に目が小さく見えやすい

頬骨の出っ張りが強いと、顔の中で頬の占める範囲が大きくなりがちです。その結果、目元の余白が狭く見え、実際の大きさよりも小さく見えやすくなったり、目が奥まって見えやすくなります。
頬こけやほうれい線が強調される

頬骨が突出していると、高低差によって凹みが目立ちやすくなります。脂肪量が平均的だとしても、凹み部分の影によって頬こけが強調されてしまうため、老けた印象に見えることも少なくありません。
さらに加齢が進むと、皮膚や脂肪の位置が下がることでこの凹みがさらに強調されやすくなり、頬骨の下から口元にかけての影がつながることで、ほうれい線も目立ちやすくなります。
頬骨の出っ張りの主な原因
頬骨が出っ張って見える原因は主に骨格的な要因が多いものの、筋肉の発達や脂肪のつき方、加齢による変化などが重なることで、より目立って見えているケースもあります。
生まれつきの骨格や顔立ちの特徴
頬骨の形や大きさは、遺伝の影響を受けやすい部位です。
ご家族に頬骨が目立つ方がいる場合、同様の骨格を持っているケースも少なくありません。
骨格による出っ張りは、脂肪や筋肉のつき方とは違い、骨の大きさや位置そのものによって生じます。そのため、マッサージや生活習慣の改善で変化させることは難しく、見え方を大きく変えるには骨格へのアプローチが必要になります。
食いしばり・姿勢など日常のクセ
食いしばりや片側だけで噛むといった日常的なクセは、頬まわりの筋肉の使い方に偏りを生み、頬の張りが強く見える原因になります。
とくに、大頬骨筋・小頬骨筋といった頬骨の上を走る筋肉に負荷がかかり続けると、筋肉の張りやボリュームが出やすくなり、頬が外に張り出して見える状態になります。笑顔をつくったときにモリっとした膨らみが気になる方は、このパターンが多いです。
また、猫背などの姿勢の乱れは顔全体のバランスにも影響し、左右差を生みやすくなります。その結果、片側だけ頬骨の位置や高さが強調され、出っ張って見えることがあります。
加齢によるたるみや脂肪バランスの変化
歳を重ねると筋肉や靭帯が衰え、上にある皮膚や脂肪を支えきれなくなります。若い頃は高い位置にあった頬も次第に下がってくるようになり、本来そこまで目立たなかった頬骨が浮き出て見えるようになることもあります。
また、こめかみや目の下の脂肪が減少すると、より頬骨の高さが際立ち、頬こけが強調されるケースも少なくありません。
頬骨を目立たなくするセルフケアと工夫

脂肪量が原因で頬がふっくらしているようであれば、ダイエットですっきりとした印象に近づくことは可能です。ただし、骨格や加齢による変化が関係しているケースでは、セルフケアだけで大きく変えるのは難しいのが現状です。
具体的にどのような状態であればセルフケアでの改善が見込めるのか、自宅で手軽に行える工夫とあわせてご紹介します。
マッサージで筋肉の凝りやむくみを改善
頬骨の出っ張りが、筋肉の凝りやむくみによるものである場合、ご自宅でできるマッサージが有効な対策のひとつとなります。顔や頭皮の筋肉の緊張を和らげ、リンパの流れを促進することで、むくみを軽減し、頬骨の張りを和らげる効果が期待できます。
とはいえ、あくまで一時的な変化にとどまるため、根本的な改善には至りません。また、強い力でマッサージを行うと、たるみが悪化する可能性もあります。肌をこすらないようにし、力を入れすぎないなど、基本的なポイントを押さえて行いましょう。
メイクや髪型で自然にカバーする方法
メイクや髪型を工夫することで、頬骨が出ている印象を和らげられます。
たとえば、シェーディングは、頬骨の一番高い位置からこめかみに向かって薄く入れるのがポイントです。影をなじませることで、張り出しが自然に引っ込んだように見えます。ハイライトは頬骨の上ではなく、少し内側や目の下に入れると視線が分散し、輪郭の強調を抑えられます。
また、前髪は幅を広げすぎず隙間をつくると、顔の余白が分散され印象も和らぎやすくなるのでおすすめです。顔まわりの髪は頬骨にかかる位置で動きを出すと、張りをカバーしやすくなります。
顔の歪みを防ぐ生活習慣の見直し
食事の際は左右どちらかに偏らないように噛む回数を意識し、無意識の食いしばりにも注意するようにしましょう。
また、スマートフォンを見るときは顔だけを下げず、目線の高さに近づけるように持つことがポイントです。猫背にならないよう、首や肩の位置も合わせて意識すると、顔全体のバランスが崩れにくくなります。
日常のクセはすぐには変わりませんが、見直しを続けることで顔のバランスが整いやすくなり、頬骨が出ている印象の緩和につながります。
美容医療で頬骨の張りを改善する方法

美容医療で頬骨の張りを改善する方法は、大きく分けて「切開施術」と「非切開施術」の2種類です。
切開施術|骨格そのものにアプローチ
頬骨の出っ張りが骨格によるものなら、「頬骨骨切り」によって骨の形そのものを整えるという選択肢があります。頬骨の体部や弓部の表面を削ったり、必要に応じて移動させることで、顔の横幅や正面の張り出しを物理的に小さくします。
輪郭の土台となる骨に直接アプローチするため、理想のフェイスラインを目指せるのが特徴です。また、一度調整した骨は元に戻ることが基本的にないため、すっきりとした輪郭を長期的にキープしやすい点もメリットといえるでしょう。
非切開施術|注入やリフトアップで自然に整える
メスを使わずに頬骨の張りを改善したい方には、ヒアルロン酸注入や脂肪注入、ボトックス注射、糸リフトなどの非切開施術が選択肢として挙げられます。ヒアルロン酸や脂肪をこめかみや頬こけ部分に注入することで、頬骨の高低差を和らげ、顔全体のラインを滑らかに整える効果が期待できます。
また、表情筋の緊張がある方には、ボトックス注射によって筋肉のこわばりを和らげることも可能です。たるみが気になるケースでは、糸リフトで部分的に引き上げを行えば、輪郭が引き締まりすっきりとした印象に近づけます。
いずれもダウンタイムが比較的少なく、手軽に受けやすいのが魅力のひとつです。
骨切りをしない頬骨改善の新しい選択肢「バーティカルリフト」

頬骨が横に張り出して見える方や、加齢によるたるみで中顔面の凹みが目立ってきた方に対して、当院では「バーティカルリフト」をご提案しています。
途中でS字に分岐する特殊な糸を採用しており、頬の下部にある“ナゾラビアルファット”を垂直に持ち上げることで、頬骨周辺の凹凸を目立たなくしているのが特徴です。頬全体のたるみに加え、ボリュームロスによる頬こけの解消も見込めるため、術後は高低差による頬骨の張り出しが目立ちにくくなり、やわらかくバランスの取れた印象に近づきます。

頬骨の張り・頬こけ・たるみに同時にアプローチできる理由
バーティカルリフトでは、直線的にリフトアップさせる糸リフトとは異なり、脂肪の膨らみを保ったままトップラインも高い位置へ整え直せるのが大きなメリットです。
ナゾラビアルファットを垂直方向に持ち上げることで、下がっていたボリュームを本来の位置へと近づけ、頬のボリューム感を立体的に整えられます。これにより、凹みによって強調されていた頬骨との高低差が緩和され、凹凸が目立ちにくくなります。
また、患者様の状態に応じて固定する位置を細かく調整することで、より自然でバランスの取れた仕上がりを目指すことも可能です。ダウンタイムやリスク、実際の症例、よくある質問までまとめて確認したい方は、下記の動画をご覧ください。
脂肪注入やヒアルロン酸との併用でより自然な仕上がりに

バーティカルリフトは単体でも効果的ですが、脂肪注入やヒアルロン酸注入の組み合わせもおすすめです。リフトアップによって土台を整え、足りないボリュームを補うことで、より自然で滑らかなフェイスラインを目指せます。
自然なボリューム感や長期的な変化を求める方には、脂肪注入が選択肢のひとつです。定着には個人差があり、注入した脂肪すべてが定着するわけではないものの、アレルギー反応が出にくい点はメリットといえるでしょう。脂肪特有のハリや弾力によって、やわらかく自然な仕上がりが期待できます。


一方で、ヒアルロン酸注入は、細かいデザイン調整を重視したい方や、バランスを見ながら仕上がりを整えたい方に向いています。使用する製剤によって持続期間は異なりますが、注入量を調整しながら仕上がりを確認できるため、施術中に鏡を見ながら微調整を行える点がメリットです。

脂肪注入とヒアルロン酸注入のどちらを併用するか迷われた際は、カウンセリング時に患者様の状態を確認したうえでご提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
当院で行ったバーティカルリフトの症例写真

| 施術内容 | バーティカルリフトプレミアム+ヒアルロン酸フィラー+顎ボトックス |
| 施術料金 | ・バーティカルリフトプレミアム 定価:¥298,000/モニター:¥268,000 ・ドールヒアル¥234,400(3cc) ・顎ボトックス¥4,800 ・施術料¥10,000 ※デザインによっては特殊注入料¥22,000が発生 (すべて税込・麻酔込み) |
| 副作用・リスク | 【バーティカルリフトプレミアム】内出血、腫れ、血流障害、痛み、発熱、つっぱり感など 【注入施術】痛み、浮腫み、内出血、発赤、熱感、つっぱり感、色素沈着、腫れ、硬結、拘縮、知覚鈍麻などを生じることがあります。 【ドールヒアル】腫れ、内出血、血流障害、しこり |
| 完成目安 | 1ヶ月程度 |
こちらは、頬骨弓部が外側へ張り出し、高低差によって頬こけが目立っていた患者様のケースです。
外側部分のボリュームロスはヒアルロン酸注入で丁寧に凹凸を整え、バーティカルリフトで頬の上部~中心のボリューム感を補っています。また、顎ボトックスを併用することで、緊張していた口元の筋肉の動きもやわらぎ、より自然な表情へと整えています。
凹凸のあった輪郭は滑らかにつながり、全体としてバランスの取れた卵型のフェイスラインに近づきました。
治療を検討する前に知っておきたいポイント

美容医療で頬骨の改善を検討している方は、事前に以下の点を確認しておくと安心です。
カウンセリング前に確認しておきたいこと
カウンセリングを行う前に、医師の経歴・症例・実績など技術力にかかわるポイントをチェックしておきましょう。
頬骨が出て見える原因にはさまざまな要因があるため、医師が適切に見極められるかどうかが重要になります。医師の知名度やクリニックの規模、価格の安さだけで判断するのではなく、症例写真やカウンセリングの内容をもとに、自分が納得できるかどうかを基準に選ぶようにしましょう。
また、多くのクリニックではカウンセリングの時間が限られているため、伝えたいことを事前にまとめておくと、スムーズに理想を伝えられます。
たとえば、頬骨の状態が自分に近く、かつ仕上がりも理想的な症例があれば、スクリーンショットを保存しておくのがおすすめです。カウンセリング時に画像を医師へ見せることで、認識のズレを防ぎ、イメージの共有がしやすくなります。
施術後の経過と注意点
美容医療では、体に変化を加える施術である以上、一定のダウンタイムが伴います。症状や期間は施術によって異なるため、「失敗かも…」と不安にならないためにも、リスクや副作用は事前に確認しておきましょう。
一般的には、骨切りなどの切開施術では1ヶ月程度、注入施術や糸リフトなどは数日〜1週間程度が目安とされています。施術によっては一時的に腫れが目立つケースもあるため、お仕事などのスケジュール調整が必要になることもあります。
また、見た目に大きな変化がなくても、内部では回復が続いている状態です。喫煙・飲酒・運動などは腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、医師から案内された期間は控え、ダウンタイム中は安静に過ごすようにしましょう。
見積もりで見落としやすい費用項目
美容医療の費用は、施術内容によって大きく異なります。見積もりを確認する際は、施術料金だけでなく、麻酔代・薬代・検査費用・アフターケア費用などが含まれているかもチェックしておきましょう。
また、再施術や修正が必要になった場合の費用や、保証制度の有無についても事前に確認しておくと安心です。
頬骨の悩みに関するよくある質問
頬骨が出ている原因や、改善方法に関するよくある質問をまとめました。
頬骨が出ていると顔が大きく見えるのはなぜ?
頬骨が前に出ていたり、横に張り出していたりすると、頬の余白が強調されて顔全体も大きく見えやすくなります。とくに頬骨弓部が横に張っている場合は、顔の横幅が広くなるため、小顔に見えにくい傾向があります。
頬骨が出ているのは遺伝が原因?それとも生活習慣によるものですか?
頬骨が出ている原因は、遺伝的な骨格によるものと、生活習慣による後天的な要因の両方が考えられます。生まれつき頬骨が発達している方もいらっしゃいますが、歯の食いしばり・顔のむくみ・加齢による皮膚や脂肪のたるみなどが原因で、頬骨が目立つようになるケースも珍しくありません。
頬骨の出っ張りを自分で改善する方法はありますか?
頬骨の出っ張りを骨格から大きく変えることは難しいですが、むくみや筋肉のこわばりが原因の場合は、マッサージや表情筋のケアで印象が和らぐケースもあります。
一時的に印象を変えたい場合には、メイクでシェーディングを入れたり、髪型でフェイスラインをカバーしたりする方法もおすすめです。
ただし、これらはあくまで一時的な対処に過ぎないため、根本的に改善したい場合は美容医療を検討するのもひとつの選択肢です。
頬骨が出ているのを改善したい方は当院へご相談ください

頬骨は形状によって顔の印象が左右されるため、コンプレックスをお持ちの方も少なくありません。遺伝的な要因だけでなく、生活習慣の影響によって頬骨が目立って見えるケースもあるため、まずは原因を見極めることが大切です。
当院では、骨格や脂肪のつき方、筋肉の状態などを丁寧に確認したうえで、患者様一人ひとりに合った施術の提案をしています。「自分の場合はどの方法が合うのか知りたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
参考文献
1.頬骨の突出における印象の違い
Kim T, Lee J, Shin H, et al.Reduction malarplasty according to esthetic facial unit.Journal of Craniofacial Surgery. 2014;25(3):830–833.
東京女子医科大学卒業
慶應義塾大学病院初期研修
東京高輪病院糖尿病内科
都内美容外科勤務
都内大手美容外科勤務
EMMO FACE CLINIC
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