ほうれい線をなくす方法!原因やおすすめの美容施術を解説

歳を重ねるたびに深くなるほうれい線の溝を見て、「なんとかほうれい線をなくしたい」「老けて見える印象を改善したい」とお悩みではないでしょうか。
実はほうれい線にはさまざまなタイプがあり、靭帯のゆるみやハリの低下など、溝が生じる原因も異なるため、改善には原因にあったアプローチが必要です。
本記事では、ほうれい線の原因やセルフケアでの限界、当院で提供している美容施術を解説しています。
「ほうれい線をなくす方法が知りたい!」とお悩みの方にとって、有益な情報を詰め込んでいますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ほうれい線とは

ほうれい線とは、鼻の横から口角下に伸びている溝です。
医学的には、日本で「鼻唇溝(びしんこう)」や「ナゾビアルフォールド」、海外で「スマイルライン」と呼ばれています。
ほうれい線は赤ちゃんの頃からあるものの、加齢や生活習慣による組織の変化により、歳を重ねると目立つ傾向にあるため、悩む方も多い部位の一つです。
なお、ほうれい線には大きく分けて以下5つのタイプがあり、それぞれ原因が異なります。
| ほうれい線の種類 | 主な原因 |
| 筋肉型 | 筋肉の過緊張 |
| たるみ型 | 靭帯のゆるみ、皮下脂肪の減少 |
| しわ型 | 皮膚のハリ減少 |
| くぼみ型 | 骨格・歯列の影響 |
| 混合型 | 原因が複合的 |
ほうれい線で悩む方のほとんどは、加齢によって進行する「たるみ型」や、複数の要因が組み合わさった「混合型」に当てはまります。
一概にほうれい線といっても、上記のように異なるタイプに分かれているため、改善するには原因に合わせたアプローチが必要です。
ほうれい線による見た目の印象
ほうれい線があると、影が生じて顔全体が暗く見えるため、老けた印象を与えるようになります。
また、ほうれい線の原因であるハリの低下や靭帯のゆるみ自体も、顔全体にたるみを生じさせ、老けて見える大きな要因となります。
ほうれい線の溝に加え、顔全体のハリ減少やたるみの加速といった内部組織の変化も影響するため、顔全体が実年齢以上に老けて見えてしまうのです。
ほうれい線の5つの原因

前述でご紹介したように、ほうれい線にはさまざまなタイプがあり、主な原因は以下の5つが関係しています。
- 加齢による皮膚のハリや弾力の低下
- 頬や中顔面の脂肪のたるみや皮下脂肪の減少
- 表情筋の発達や過緊張
- 紫外線や乾燥などの皮膚へのダメージ
- 悪い姿勢や表情の癖
具体的にどのような原因がほうれい線へとつながるのか、詳しく解説していきます。
加齢による皮膚のハリや弾力の低下
加齢による皮膚のハリや弾力の低下は、「しわ型」と呼ばれるタイプのほうれい線を助長する原因の一つです。
本来、肌のハリや弾力はコラーゲンやエラスチンといった成分が網目構造に構成されていることで保たれています。しかし、加齢によってこれらの生成量が減少すると、網目構造が維持できなくなり皮膚を支える力が低下します。
その結果、肌表面にたるみが生じ、ほうれい線の溝を深める原因となるのです。
とくに40代以降は、20代と比較してコラーゲンの生成量は半量、エラスチンはほぼなしの状態にまで減少するといわれており、「肌がたるんできた」と実感しやすくなります。またハリがなくなることによって、笑顔で生じる溝が自然と戻らずに、シワとして刻まれてしまいます。
頬や中顔面の脂肪のたるみや皮下脂肪の減少
頬を含む中顔面の脂肪がたるむと、ほうれい線の溝が深く刻まれやすくなります。
このタイプはいわゆる「たるみ型」に当てはまり、重力によって皮膚や脂肪が下垂するため、中顔面だけでなく下顔面にもボリューム感も集まりやすいのが特徴です。そのため、ほうれい線だけではなく、下膨れやもたつきも同時に目立つケースが多いです。
頬の脂肪の中でも、「メーラーファット」や「ナゾビアルファット」は、ほうれい線の上に位置していることから、たるみへの影響が強いとされています。
また、加齢や過度なダイエットによる皮下脂肪の減少も、たるみ型のほうれい線を助長します。とくに急激な体重減少は、皮膚の引き締め、靭帯の緩み改善が追い付かず、たるみとして残るケースが多いです。
表情筋の発達や過緊張
表情筋の発達や過緊張によるほうれい線は、「筋肉型」に分類されます。
普段よく笑う方や過度な小顔トレーニングなどにより、表情筋が発達すると、高低差が生じたり、筋肉の緊張状態が続いてしまうことで、結果としてほうれい線が目立つ原因になるのです。
またほうれい線の場合、上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)・上唇挙筋(じょうしんきょきん)、大小頬骨筋などの緊張状態が続くことで、常にほうれい線がわずかに出ている方がいます。
滑らかに動いていたほうれい線付近の組織が柔軟性を失い、動きが制限されることで、ほうれい線の溝が深く定着しやすくなります。
紫外線や乾燥などの皮膚へのダメージ
紫外線や乾燥などの皮膚へのダメージも、「しわ型」の原因に当てはまります。
とくに紫外線は、近年注目されている「光老化」の主な要因とされており、コラーゲンやエラスチンを破壊・変性させるため、結果として肌のハリや弾力の低下を招きます。
また、乾燥もほうれい線を助長させる原因の一つです。肌の表面が乾燥していると、真皮層へダメージが伝わりやすくなり、ハリや弾力を低下させます。
さらに、乾燥した状態が続くとターンオーバーの乱れにより肌の表面が硬くなるため、ほうれい線の溝が固定化され、より深い溝へと変化していきます。
たとえば、ほうれい線は赤ちゃんにもありますが、笑っても溝は残りません。赤ちゃんはハリや弾力が十分にあり、肌表面の水分量も豊富なため、ほうれい線の溝が固定化しないのです。
紫外線や乾燥などは、日々の蓄積が原因でほうれい線へとつながるため、日々の継続的な対策が必要となります。
悪い姿勢や表情の癖
悪い姿勢や表情の癖が続くと、「くぼみ型」や「筋肉型」のほうれい線が生じやすくなります。
とくに、スマートフォンやパソコンを使用する現代人に多い「ストレートネック」や「猫背」は、顔や首の筋肉を正しく使えず、顔が歪んでほうれい線が目立つようになるのです。
また、正しい筋肉を使えないと、隣接している筋肉へ負荷がかかり、過緊張を生じさせる原因にもなります。筋肉の過緊張は、日常的な表情の癖も関係しているため、姿勢だけではなく、表情の癖にも意識を向けるようにしましょう。
まずはセルフケアでできる!ほうれい線の予防と対策

結論をまずお伝えすると、すでに生じたほうれい線は、内部組織が変化しているためセルフケアでなくすことは難しいです。
ただし、ほうれい線がない場合や溝が浅い場合は、以下のようなセルフケアを継続的に行うことで、これ以上の悪化を予防する効果は期待できます。
- 紫外線対策と保湿ケア
- 姿勢や表情筋を意識
- 睡眠や食事などの生活習慣の見直し
具体的に自分でできるセルフケアには何があるのか、順番にご紹介します。
紫外線対策と保湿ケア
セルフケアで継続しやすいのは、紫外線対策と保湿ケアです。
日常的な紫外線対策で肌へのダメージを最小限に抑えつつ、保湿を徹底してバリア機能を守ることで、コラーゲンやエラスチンの減少・変性を防ぐ効果が期待できます。
具体的には、ちょっとした外出時でも日焼け止めや日傘などを使用して、顔に紫外線が蓄積しないように気を付けることが大切です。
日々のスキンケアでは、セラミドやヒアルロン酸など水分保持力が高い成分などが含まれたスキンケアを使った後に、スクワランなど保湿効果の高い油分でフタをすることで、水分が逃げにくくなります。
姿勢や表情筋を意識
日々姿勢や表情筋を意識して、正しい筋肉を使うように心がけることも大切です。
パソコンやスマートフォンを使用する際は、頭が前のめりにならないよう、背筋をしっかり伸ばした状態で使用するようにしましょう。
また、口をすぼめる癖なども極力避けるよう注意が必要です。
普段少し意識するだけでも、表情筋を正しく使えるようになり、筋肉の過緊張や骨格の歪みが緩和する効果も期待できます。
睡眠や食事などの生活習慣の見直し
意外と見落としがちなのが、睡眠不足や乱れた食生活による肌機能の低下です。
睡眠不足は肌を修復・再生させる成長ホルモンの分泌を低下させ、ターンオーバーを乱れさせる原因となります。血行不良や肌の栄養不足も生じ、ハリや弾力の低下につながるため、適切な睡眠時間の確保が大切です。
また、肌内部の組織は主にたんぱく質で構成されているため、ハリや弾力を維持するために、大豆やお肉を意識して食べるようにしましょう。
日々少しずつ生活習慣を意識するだけでも、肌の内側からふっくらとした弾力が生まれ、ほうれい線の予防も期待できます。
当院のほうれい線をなくす効果が期待できる美容施術を紹介

ここまで、セルフケアでの予防方法について解説してきましたが、何度もお伝えしたように根本的な改善にはつながりません。
ほうれい線を本気でなくすには、原因となる組織へ直接アプローチできる美容施術を受けるのが効果的です。
具体的にどのような美容施術がほうれい線をなくす効果が期待できるのか、当院でご提供している3つの施術をご紹介します。
- バーティカルリフト|中顔面を垂直に持ち上げる糸リフト
- 人工真皮|骨萎縮・脂肪減少のボリュームを補うコラーゲン
- ヒアルロン酸注入|即効性があり肌表面を滑らかに整える
バーティカルリフト|中顔面を垂直に持ち上げる糸リフト

バーティカルリフトとは、メーラーファット内にある「ナゾビアルファット」を垂直に持ち上げ、ほうれい線の溝を緩和する施術です。
脂肪の下垂による「たるみ型」や、ハリの低下による「しわ型」、骨格が原因の「くぼみ型」、複数要因が重なった「混合型」など幅広いほうれい線タイプの改善が期待できます。
施術では、S字カーブで中央から分岐させる特殊な挿入方法で糸リフトを使用し、ほうれい線付近にあるナゾビアルファットを垂直に持ち上げていきます。
たるみをリフトアップできるほか、靭帯のゆるみや脂肪の重みによって深く見えていたほうれい線の溝が緩和できるため、術後は中顔面が短縮されたように見えるのも特徴の一つです。

人工真皮|骨萎縮・脂肪減少のボリュームを補うコラーゲン

引用:アルケア株式会社
人工真皮とは、人工培養によるコラーゲンをボリュームの足りない部分へ挿入する施術です。
時間が経つと自家組織へと置き換わる特徴があるため、術後は自然なボリュームアップが見込めるのも特徴です。
ほうれい線治療においては、溝部分へ挿入することで、ほうれい線の高低差を緩和し、滑らかなラインへ整えていきます。
施術の際は患者様とご相談しながら、複数枚を重ねたり、異なる種類のタイプを組み合わせて、理想の仕上がりに近づけていきます。
ヒアルロン酸注入|即効性があり肌表面を滑らかに整える

ヒアルロン注入とは、溝部分へ「ヒアルロン酸」を注入することで、肌の内側からボリューム回復を図る施術です。
ダウンタイムや施術時間も比較的短く、注入後すぐに効果が実感しやすいため、手軽に受けられるのが大きなメリットです。また、注入範囲が広く高いデザイン性も可能なため、理想的な仕上がりに近づきやすいのも魅力の一つでしょう。
皮膚の下にヒアルロン酸で厚みを持たせることで、凹んだ溝が目立ちにくくなるため、ほうれい線の緩和が期待できます。
脂肪注入|自分の脂肪で自然な仕上がりを実現

脂肪注入とは、患者様から採取した脂肪を加工して注入することで、凹みやくぼみを改善する施術です。
ボリュームを補うという点ではヒアルロンと似ていますが、持続期間やダウンタイムに大きな違いがあります。
脂肪注入では、患者様の腹部や太ももから脂肪を採取し、古い細胞を徹底的に取り除いたうえで、良質な若い細胞のみを注入していきます。
一部は体内へ吸収されるため、注入した脂肪すべてが残るわけではないものの、アレルギー反応のリスクが低く、安全性を優先したい方にもおすすめの施術です。
注入した脂肪は時間の経過とともになじみ、もとからあった脂肪のように自然に動くほか、ほうれい線の溝を内側から自然に持ち上げる効果が期待できます。

ほうれい線をなくす効果が期待できる美容施術の症例

実際に、当院での美容整形で、ほうれい線をなくした患者様の症例をご紹介します。
case01.バーティカルリフト・ヒアルロン酸注入の症例

| 施術内容 | バーティカルリフト、ボラックス1CC |
| 施術料金 | バーティカルリフト定価¥248,000 モニター¥218,000 ボラックス定価¥74,800 モニター¥69,800 ※施術料別途¥10,000 |
| 副作用・リスク | 腫れ、内出血、血流障害、神経障害、ひきつれ、アレルギー等 |
| 完成目安 | 1カ月程度 |
こちらの症例写真は、「バーティカルリフト」と「ヒアルロン注入」でほうれい線の溝が目立たなくなった患者様のケースです。
鼻翼基部(小鼻の凹み部分)から口角付近まで伸びていたほうれい線が緩和され、全体的に若々しい印象に仕上がっています。また、ほうれい線の溝が目立たなくなったことで、お顔全体のバランスも整って見えるようになりました。
case02.人工真皮+糸リフトの症例

| 施術内容 | 人工真皮 ほうれい線ボトックスアラガン エモスレッド6本 |
| 施術料金 | 人工真皮 定価¥248,000 モニター¥198,000 ほうれい線ボトックスアラガン 定価¥3,600 エモスレッド6本 定価¥148,800 モニター¥118,800 ※施術料別途10,000 |
| 副作用・リスク | 腫れ、内出血、感染、血腫、左右差、骨吸収、神経障害 |
| 完成目安 | 3カ月程度 |
こちらの症例写真は、「人工真皮」「ボトックス注射」「糸リフト(EMMOスレッド)」で、ほうれい線を改善した患者様のケースです。
鼻翼基部へは人工真皮を挿入し、高低差が改善され、ほうれい線が目立ちにくくなっています。ボトックス注射で筋肉の動きを制限することでズレ予防及び定着を促進しております。
また、今回の患者様はたるみも見受けられたため、当院オリジナルメニューのEMMOスレッドを併用し、さらにスッキリとした口元へ整えました。
ほうれい線をなくす方法を探している方から当院が選ばれる理由

EMMO FACE CLINICは、患者様によりご満足いただける結果を目指すために、以下3つの点にこだわって施術を行っています。
- ほうれい線のお悩みへの施術実績が豊富な医師が施術を担当
- 解剖学の知識が豊富な医師による診察で最適な施術をご提案
- 高い技術力によりダウンタイムを最小限に抑える
具体的にどのような点を重視しているのか、当院の強みと合わせてご紹介します。
ほうれい線のお悩みへの施術実績が豊富な医師が施術を担当
EMMO FACE CLINICは、ほうれい線改善に対して、さまざまな美容施術で対応してきた施術実績があります。
患者様一人ひとりの状態を適切に見極め、「本当に必要な施術」のみをご提案しています。
また、患者様の状態によっては、ほうれい線だけでなく目元や口元のお悩みも同時に改善することが可能です。複数のお悩みをお持ちの方も、ぜひカウンセリングにてご相談ください。
解剖学の知識が豊富な医師による診察で最適な施術をご提案
美容整形において必要なのは、多くの経験だけではありません。体の構造や内部組織の仕組みなど、解剖学に関する深い知識も必要となります。
EMMO FACE CLINICでは、患者様に安心して施術を受けていただけるよう、解剖学への深い知見を持つ医師が執刀を担当しています。
お悩みを改善し、理想の仕上がりに近づけるよう尽力いたしますので、まずはお気軽にお悩みや理想の仕上がりをお聞かせください。
高い技術力によりダウンタイムを最小限に抑える
患者様のご負担を少しでも軽減できるよう、EMMO FACE CLINICでは丁寧かつ繊細な施術操作を大切にしています。
余計な組織へのダメージを抑え、出血が生じれば都度丁寧に止血を行い、術後のダウンタイムを最小限に抑えています。
また、結婚式や撮影など「イベントに間に合うよう施術を受けたい」といったご希望がある場合、施術スケジュールのご提案も可能です。
ほうれい線をなくす方法を探している方は当院へご相談を

ほうれい線は原因によって、「たるみ型」「しわ型」などそれぞれ異なるタイプがあります。そのため、ほうれい線を本気でなくしたいと考える場合は、原因に合わせて適切なアプローチを行うことが大切です。
EMMO FACE CLINICでは、解剖学における深い知見を持つ医師が、患者様の状態を丁寧に診察したうえで、改善が期待できる施術のご提案をしています。
ほうれい線に加え、「たるみが気になる」「口元のもたつきを改善したい」など、複合的なお悩みの改善についてもご相談を承りますので、ぜひお気軽にご相談ください。
横須賀市立市民病院(初期研修医)入職
横浜市立大学附属病院(たすきがけ)
さいたま市立病院(外科専門医プログラム) 入職
JCHO 埼玉 メディカルセンター(1年間出向)
湘南美容クリニック(秋葉原院) 入職
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